「芝榮太郎」の「江ノ嶋」 〜名づけ親は尾崎紅葉〜
会社があるこの付近はサラリーマンやOLが行き交う「オフィス街」なんですが、「芝大神宮」や「増上寺」があり、古くは文化人が住んでいた町。
平日行き来する東京メトロ・大門(浜松町)駅すぐのところに「榮太郎本舗」からのれん分けした「芝榮太郎」があります。
「榮太郎本舗」といえば、「あんみつ」や「飴」。
美味しい和菓子が思い浮かびますが、この芝大神宮近くにある「芝榮太郎」には尾崎紅葉にゆかりのある可愛い最中があります。
この和菓子は他の「榮太郎」では扱っておらず、「芝榮太郎」にしかありません。
明治35年。
この辺りに住んでいた「金色夜叉」の作者、尾崎紅葉が好み、菓名を付けたそうで、この袋にある「江の嶋」の文字も本人の書によるもの。

味は5種類。
つぶ餡、白餡、胡麻餡、こし餡、柚餡。
それぞれが可愛い「貝殻」の意匠をほどこした一口サイズに仕上げられています。

上段左から 「牡蠣(白あん)」 上段右 「ほたて(こしあん)」
下段左 「はまぐり(ゆずあん)」 下段中央 「あわび(つぶあん)」 下段右 「赤貝(ごまあん)」
となっております。
形は可愛く、お味は美味しい。
最中ってなんだか「冬っぽい」イメージなんですが、「江の嶋」なんて名前で「貝殻」の格好していて「夏っぽい」和菓子なんです。
尾崎紅葉の「紅葉日記」にもちゃんと書かれているんだとか。
「神明前栄太楼の菓子包装の題 を求む、『江の嶋』の三字を書し与えふ」〜2月23日〜
文豪の愛した和菓子をご紹介しました















































































































































